UQモバイルとワイモバイル(Y!mobile)は大手キャリアのサブブランドとして、提供しているサービスも良く似ていると言われます。
速度については、どちらも甲乙つけがたいです。格安SIMを提供しているMVNO各社とは一線を画しています。
共通部分は確かに多くみえるのですが、実は違いもハッキリとしています。違いを比較しながら、見てきたいと思います。
- 1 UQモバイルとワイモバイルの料金は同じ、無料通話時間に違いあり
- 2 UQモバイルには24時間かけ放題は無し、ワイモバイルには24時間かけ放題オプションあり
- 3 UQモバイルとY!mobile(ワイモバイル)パケットデータの繰り越しに違いあり
- 4 UQモバイル:節約モードあり、ワイモバイル:節約モード無し
- 5 UQモバイル:光回線のセット割なし、ワイモバイル:光回線のセット割あり
- 6 UQモバイル、ワイモバイル どちらも公衆無線LAN(Wifi)が使える
- 7 UQモバイル、ワイモバイルの比較まとめ
1 UQモバイルとワイモバイルの料金は同じ、無料通話時間に違いあり
1.1 UQモバイルのプラン(通話料込みプラン)
UQモバイルの料金体系は主に「おしゃべりプラン」、「ぴったりプラン」の2つに分けられます。この2つのプランの違いは、通話時間にあります。
「おしゃべりプラン」は、国内通話5分間かけ放題
「ぴったりプラン」は、プランSが60分、プランMが120分、プランLが180分
パケットデータ量はプランSが3GB、プランMが9GB、プランLが21GBは共通です。
<おしゃべりプラン>
<ぴったりプラン>
1.2 ワイモバイル(Y!mobile)のプラン(通話料込みプラン)
ワイモバイルのプランは国内通話10分かけ放題となっています。
パケットデータはUQモバイルと同じで、プランSが3GB、プランMが9GB、プランLが21GBです。
1.3 UQモバイルとワイモバイルの料金はそっくり、無料通話時間に違いだけ
上記の表を比べてみると、パケットデータは同じです。違いは無料通話時間の長さです。UQモバイルは5分、ワイモバイルは10分でワイモバイルが優位ですが、ワイモバイルにはUQモバイルの「ぴったりプラン」に相当するものがありません。選択肢がUQモバイルの方が多いと言えます。
2 UQモバイルには24時間かけ放題は無し、ワイモバイルには24時間かけ放題オプションあり
ワイモバイルには、プラス1,000円で24時間かけ放題オプションがあります。大手キャリアには、当たり前のようになっているのですが、格安SIMを提供しているMVNO各社には24時間かけ放題オプションがほとんど用意されていないのが現状です。
QTモバイルは無制限かけ放題を提供していますが、オプション料金が2,500円、それなりに高額です。その点、Y!mobileのプラス1000円というのは、かなり安いのではないでしょうか。
3 UQモバイルとY!mobile(ワイモバイル)パケットデータの繰り越しに違いあり
UQモバイルは余ったパケットデータを翌月に繰り越しが可能です。しかしワイモバイルはできません。そこがワイモバイルの残念なところです。
4 UQモバイル:節約モードあり、ワイモバイル:節約モード無し
ワイモバイルには無い機能なのですが、UQモバイルには専用アプリで簡単に節約モードに切り替えて低速300kにすることができます。これによって、パケット消費量がカウントされません。ツイッターやFacebook、LINE、音楽配信等を利用する時にこまめに切り替えれば、データを有効活用できます。
ワイモバイルは、パケットデータを使い切った場合など低速モードになりますが、128kになってしまうので、かなり遅いです。
5 UQモバイル:光回線のセット割なし、ワイモバイル:光回線のセット割あり
ワイモバイル(Y!mobile)には、おうち割ひかりセットAという500円~1000円の割引があります。ソフトバンクひかりを利用していれば、遠方の家族でも割引が可能です。スマホの台数分割り引いてくれます。
一方、auのサブブランドでありながら、auひかり回線を割引に使うことは出来ないようです。
6 UQモバイル、ワイモバイル どちらも公衆無線LAN(Wifi)が使える
UQモバイルは全国にある「Wi2 300」というWiFiスポットが無料で使えます。
ワイモバイルは「ソフトバンクWiFiスポット」「BBモバイルポイント」の2つを使うことができます。
7 UQモバイル、ワイモバイルの比較まとめ
- かけ放題の時間:ワイモバイルには無制限かけ放題がある
- データ繰り越しの可否:UQモバイルは繰り越しOK
- 通信速度切替の可否:UQモバイルは切り替え可能
- 光回線とのセット割の有無:ワイモバイルなら割引適用
以上、ポイント7項目で比較してみましたが、いかがでしょうか。
パケットデータを無駄にせず繰り越せる、かつ低速モードで節約できる点ではUQモバイルが優れています。低速節約モードといっても300kですので、そこそこ使えます。ただし、節約モードも使いすぎると制限されます。直近3日間(0~24時までを1日とし、当日を含む直近3日間の通信量)に6GB以上の利用があった場合、通信速度を翌日にかけて制限されますのでご注意を。
24時間かけ放題がどうしても必要な方は、ワイモバイル一択ですね。また、家族にソフトバンク光を利用している人がいれば、おうち割光セット割が適用できます。一緒に暮らしていなくても大丈夫です。家族の定義がかなり広いようですので、甥っ子でも大丈夫みたいです。