2019-12-14更新
- OCNモバイル「節約モード」「低速モード」って何か得するの?
- OCNモバイル「節約モード」特徴①:Youtubeの再生が可能
- OCNモバイル「節約モード」特徴②:バースト転送がスゴイ
- OCNモバイル「節約モード」特徴③:パケット使用量 3日間通信制限が無い⇒新プランでは契約容量の半分
- OCNモバイル「節約モード」特徴④:MUSICカウントフリーが無料
- OCNモバイル「節約モード」まとめ
OCNモバイル「節約モード」「低速モード」って何か得するの?
【重要】2019年11月からの新プランでは「低速モード」の容量に変更がありました
格安SIMを扱うMVNOとして知られる「OCNモバイルONE」、スマホとの端末セットが安いことで有名なのですが、意外に知られていない「節約モード」「低速モード」にスポットをあててみたいと思います。実は、この「節約モード」、パケットデータが使い放題なんです。 2019年11月開始の新プランでは、「節約モード・低速モード」は契約容量の半分という制限が設けられました。それを超えた場合には更に低速になります。月3GBコースであれば1.5GBまで200kbpsの低速モードが利用できます。
従来のプランの方はそのまま使い放題です。
OCNモバイルONEの「節約モード」は他社では「低速モード」とも言われています。毎月契約しているパケットデータを使い切ってしまった場合に、低速モードになります。例えばOCNモバイルONEは200kbps、ワイモバイル300kbps又は1Mbps、mineo 200kbps、DMMモバイルは200kbpsです。
OCNモバイルONE、mineo(マイネオ)、DMMモバイル等はパケットを使い切らなくても専用アプリやWEB上で簡単に節約モード・低速モードに切り替えが可能で、その場合カウントフリーになり、高速分のパケットデータを消費しません。モードは瞬時に切り替わり、一日に何度でも切り替えができます。
「節約モード」「低速モード」は大手キャリアには無いサービスですし、あまり知られていません。
格安SIMを既に利用している人も、「節約・低速モード」使いものにならない、と思っている方も多いのですが、実は結構に使えるんです。
確かにウェブサイト閲覧時の画面表示まで3~10秒程度の時間がかかったりしますが、OCNモバイルではYahoo Japanのトップページなどはサクッと表示されます。(もちろん時間帯にもよりますが…)
ということは、上手く使い分ければパケットを大幅に節約できますよね。
ここではOCNモバイルONEの「節約モード」が実際に使用してみて、思った以上に快適に使えるので紹介します。
どうやら、OCNモバイルONEの「節約モード」は他社とは違いがあるようです。
OCNモバイル「節約モード」特徴①:Youtubeの再生が可能
誇張するつもりはありませんが、Youtubeの最低画質なら再生できます。もちろん混雑する時間帯は無理がありますし、スタートにもたつきはあります。しかし、スマホ程度の画面の大きさであれば、最低画質でもちゃんと見れます。長く見ているうちに「節約モード」にしているのを忘れていることもあるくらいです。
ただ、dTVとアマゾンPrime Videoはダメでした。時間帯を変えて使用してみましたが、実用的ではないようです。
OCNモバイル「節約モード」特徴②:バースト転送がスゴイ
バースト転送って何? ということですが、
バースト転送機能とは 低速通信時においても、通信の最初の数秒間だけ高速通信速度でデータ通信できる機能です。 メールやLINEの読み込みなど断続的で小容量の通信には非常に効果的です。
この技術はOCNモバイルだけではなくて、他のMVNO(格安SIM会社)も採用していて、IIJmioやmineoも採用しています。しかし、大きな違いは、その高速化する転送量なんです。
OCNモバイルONEでは150KB。実はこの数字はトップクラスなんです。IIJmioでは75KB、他社ではそれ以下ですから、2倍以上の性能効果があるということです。他社でバースト転送200kB、300kBのところもありますが、節約モードの切り替えができない等の使い勝手がよくありません。
Web閲覧もスムーズなのは、このバースト転送のおかげなのでしょう。
OCNモバイル「節約モード」特徴③:パケット使用量 3日間通信制限が無い⇒新プランでは契約容量の半分
とても重要なことなのですが、OCNモバイルの「節約モード」は使い放題のようです。格安SIMを扱うMVNO各社では、3日間で▲▲MB、△△GBまでと通信制限があります。(従来プランの場合)
例えばDMMモバイルでは3日間で366MB、IIJmioでも366MBの通信制限があります。
OCNモバイルと同じように3日間制限が無いMVNO(格安SIM会社)もありますが、そもそも低速モードが使い物にならない場合もありますので、実用性があって無制限なのは利用者にとっては嬉しい限りです。(従来プランの場合)
OCNモバイル「節約モード」特徴④:MUSICカウントフリーが無料
「節約モード」によるカウントフリーとは違います。低速・節約モードの200kbではなく、高速パケットと同じスピードで安定して楽しむことができ、しかもパケット消費がゼロ。元々OCNモバイルONEのサービスで「MUSICカウントフリー」が無料で提供されています。
対象サービスは、Amazon Music(Prime Music、Amazon Music Unlimited)、ANiUTa、AWA、dヒッツ、Google Play Music、LINE MUSIC、RecMusic、Spotify、ひかりTVミュージック等。
これらのサービスは、節約モード(低速モード)に関係なく、また高速パケットデータを消費することなく、無制限に利用することができます。
ただし無料サービスですが、申し込む必要があります。
OCNモバイル「節約モード」まとめ
私も最初、通信速度200kでは何も出来ないだろうと思っていましたが、予想外の使用感でした。むしろ高速通信でなければいけない事って少ないかもしれません。
- LINEやメールは、動画や重い画像を多用しなければ、全く問題なく使えます。
- ツイッターなどのSNSもテキスト中心のものなら問題なく使えます。ただし、これも画像や動画などのデータ容量が大きいものの表示には時間がかかるでしょう。
- 音楽配信は全く問題なく再生できます。特にカウントフリー対象(spotifyやAWA等)であれば快適です。
- ウェブサイト閲覧は読み込みに多少時間はかかりますが使えます。問題なく使えます。
- 動画配信サービスはYoutubeの最低画質で再生可能です。途切れず見れます。dTVとアマゾンPrime Videoはダメだったので、動画サービスは基本的に厳しいかもしれません。
- アプリのダウンロードは、時間がかかります。データ容量の大きいものは、やはりwifi接続してダウンロードするのがオススメです。
- グーグルマップなどの地図アプリは、地図の表示にはちょっと時間がかかりますが、一度表示されると後は問題なく使えます。
「節約モード」「低速モード」自体は、もちろん「高速モード」には劣りますが、使い方を工夫することで、パケット消費をストレスなく節約することが可能になります。
専用アプリを使えば、モードの切り替えもワンタッチで簡単です。
OCNモバイルONEはスマホ端末の価格も安くとてもオススメです。
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