2021/12/26更新
- LINEMOの概要
- LINEMOの料金プラン
- LINEMOのデメリット詳細
- LINEMOのメリット詳細
- LINEMOは、どんな人におすすめ?
- まとめ、評価
LINEMOの概要
LINEMOはソフトバンクの格安SIM的な存在ですが、通信回線は全くのソフトバンク回線そのものなので、通信品質も全く同じです(格安SIMのLINEモバイルとは全くの別物です)。
プランが2種類で、
①「ミニプラン」3ギガ 990円/月、
②「スマホプラン」20ギガ 2,728円/月
通話料金は、税込22円/30秒の従量制ですが、国内通話定額オプション(5分、無制限の2種類)を選択することが出来ます。
特徴としては、LINEはデータ消費なし(LINEギガフリー)で使えます。また20ギガのスマホプランなら700万種類以上のLINEスタンプが使い放題になります。
余ったデータの繰り越しは出来ませんが、データを使い切った場合でも低速モードで使い続けることが出来ます。低速モードの通信速度はミニプランなら300kbps、スマホプランなら1Mbpsで使い続けることが出来ます。
通信品質はソフトバンク・ワイモバイルと同品質なので、信頼感があります。ちなみに、300kbpsでもYouTubeが見れないことはないです。
LINEMOの料金プラン
※両プランともLINEギガフリーでデータを消費しません
※ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO間の乗り換えは契約解除料、番号移行手数料が無料
通話料金(国内通話)
30秒22円
5分間かけ放題:月550円(1年間無料)
24時間 通話かけ放題:月1,650円
諸費用
契約事務手数料:無料
SIMカード再発行手数料:無料
違約金、解約金、最低利用期間のしばり無し
LINEMOのデメリット詳細
基本的にLINEMOは多くの人にオススメのサービスで、コスパも非常に優れています。
ただ、後で困らないように、事前に把握しておくべき注意点・デメリットがあるので挙げていきます。
デメリット①:契約はオンラインのみ~ソフトバンクショップや電話サポートなし
LINEMOのデメリットとしては、契約はオンラインでしか出来ないことです。ソフトバンクショップ等の店舗での契約はできません。店頭にはLINEMOのポスターが貼ってあったとしても契約ができないので要注意です。
ライバルのahamoやpovoも同じなので、LINEMOだけのデメリットというわけではありませんが、店舗運営のコストをカットして料金を低価格にしているので仕方がありません。
また、困ったことがあっても、店舗や電話サポートは受けられません。LINEか公式サイトのオンラインチャットで相談することになります。
「よくある質問」で解決できなければ、オンラインチャットで質問できます。
デメリット②:キャリアメールが使えない
LINEMOは、ahamoやpovoと同様、キャリアメールが使えません。
- ソフトバンクなら、〇〇〇@softbank.ne.jp、〇〇〇@i.softbank.jp
- ドコモなら、〇〇〇@docomo.ne.jp
- auなら、〇〇〇@au.com、〇〇〇@ezweb.ne.jp
キャリアメールをGmail等に変更する必要があります。キャリアメールの代わりにGmailを使っても、困ることは ほとんど無くなってきています。
余談ですが、キャリアメールとSMS(ショートメッセージ)を混同している人も一部いるようです。
キャリアメールが使えなくても、電話番号を宛先にメッセージは送れます。文字数は限られますが、異なるキャリア・格安SIM宛てにショートメッセージ(SMS)は可能です(一部のデータ専用SIMは例外あり)。
デメリット③:余ったデータの繰り越しは出来ない
余ったデータの繰り越しは出来ません。povoやahamoも同様です。(逆にワイモバイルはデータ繰り越しが出来るようになりました。)
デメリット④:Yahooプレミアム、Yahooショッピング、PayPay特典がなくなる
ソフトバンクユーザーやワイモバイルユーザーには、色々な特典がありますが、LINEMOに乗り換えると、それが無くなります。
- Yahooプレミアム会員費(508円/月)が無料
- Yahooショッピングのポイントが何倍増で貯まる
- PayPayが貯まりやすい
等々
ただ、自宅の固定回線がソフトバンク光、ソフトバンクエアーであれば、Yahooプレミアム会費が無料ですし、還元率は違いますが、PayPay等も優遇されます。
デメリット⑤:留守番電話や転送電話の機能がない
LINEMOは留守番電話や転送電話、迷惑電話ブロックなどの電話機能が提供されていません。(もし転送電話機能があれば、裏技的な方法で留守番機能が使えたのですが、残念です……。)
デメリット⑥: ソフトバンクの家族のスマホ料金が高くなる
ソフトバンク/ワイモバイルユーザーに限ったことですが、
ソフトバンクからLINEMOに乗り換えた場合、その分の家族割の人数が減るので、新みんな家族割(旧 みんな家族割+)の適用が無くなり、割引額が減って家族のスマホ料金が高くなる場合があります。
例えば、光回線の契約なしの場合で、ソフバ・メリハリ無制限を3回線契約中の家族が2回線LINEMOへ乗り換えたら、残りの1回線は1,210円の割引が無くなります。1回線だけLINEMOへ乗り換えた場合も、割引額は(1,210円-660円)×2台=1,100円に減ってしまいます。
デメリット⑦:ソフトバンク光の料金が1,052円~1,602円高くなる
もしも自宅がソフトバンク光であれば、これは結構見落としがちなので、とても重要です。
固定回線のソフトバンク光を契約していて、スマホもソフトバンク(又はワイモバイル)を契約している場合、「光BBユニット」「Wi-Fiマルチパック」「光電話/BBフォン」の三つのオプションに加入しています(加入しているハズです)。
この三つのオプションを個別に加入すると1,602円/月~2,152円/月なのですが、おうち割光セットの適用でオプション代金が千円以上割り引かれ、550円/月になっています。さらにスマホ代金が1,100円/回線 安くなっていると思います。
もし、ソフトバンクからLINEMOへ全回線乗り換えた場合、550円だった三つのオプション代金の割引が無くなり、1,602円~2,152円に戻ってしまうため、ソフトバンク光の料金が高くなってしまいます。
デメリット⑧:スマホ端末が購入できない
LINEMOはスマホ端末を販売していません。これから販売する可能性はありますが、現在はSIMまたはeSIMのみの提供です。
(ほとんどのソフトバンクユーザー、ワイモバイルユーザーは今使っているスマホでLINEMOが使えます。)
LINEMOのメリット詳細
メリット①:通信速度が速い~ソフトバンク・ワイモバイルと同品質
LINEMOはソフトバンク・ワイモバイルと同じネットワーク網を利用しているので同じ品質です。勘違いをしている人も多いかもしれませんが、格安SIMのLINEモバイルとは別物です。ソフトバンクのキャリア品質で使えます。
ミニプラン3ギガ 990円はMVNOの格安SIM並の低料金ですが、混雑時間帯の昼休み時間も早くて快適に使えます。
メリット②:LINEギガフリー~LINEアプリのデータ消費なし
LINEアプリがデータ消費無しで使えます(LINEギガフリー)。
LINEアプリの機能全てがギガフリーになるわけではありませんが、データを多く消費する「ビデオ通話」やトーク利用での「動画ファイルの送受信」などもギガフリーの対象に入っているのはかなり嬉しいです。
(一部LINEギガフリーの対象外としては、トークでの位置情報の共有、Liveの利用、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧などがあります。)
ミニプラン3GBの場合は、この特典はかなり助かりそうです。
メリット③:スマホプラン(20GB)はデータを使い切っても低速モードが最大1Mbpsで使える
データを使い切ると、スマホプラン(20GB)は1Mbps、ミニプラン(3GB)は300kbpsに通信速度が制限されますが、スマホプランの1Mbpsはかなりの実用レベルです。
1MbpsならVOD等の動画も中・低画質で十分実用的
スマホプランの制限速度1Mbpsならスマホ画面で動画も結構視聴できるレベルなんです。もちろん制限される前と比べると快適さでは差があります。
確かに、画像が多いサイトは重くなりますし、アプリダウンロードやVOD動画のダウンロードは待たされますが、普通に視聴するなら1Mbpsあれば結構使えます。
そもそもスマホ画面程度の大きさなら、中・低画質であれば十分楽しめます。
音楽アプリや地図アプリも問題なく使える
- Webサイトの閲覧
- 地図アプリの利用
- SNS
- 音楽アプリの再生
等は、問題なく使えます(写真等が多い一部のサイトでは少し重めですが……)。
6ヶ月無料で利用できるLINE Musicも通信速度1Mbpsなら余裕で大丈夫です。
LINEアプリはビデオ会話も制限なく快適に使える
LINEアプリは速度制限に影響なく使えます、、、スゴイです。ビデオ通話も快適に使えます。
ミニプランの制限速度300kbpsだと出来る事は限られる
3GBプランは300kbpsに制限された場合は、TwitterなどのSNSや、テキスト中心のWEBサイトをネットサーフィンする程度なら何とかなります。動画は一部見れますが、快適とは言えません。しかし、SpotifyやAWAなどの音楽配信はある程度楽しめます。
メリット④:ミニプランが安い 3GBで990円/月
LINEギガフリーの恩恵を考えると、ミニプラン3GB 990円はとにかく安いです。安くて通信品質が良いのでコスパが非常に良いです。
UQモバイルは、UQでんき(auでんき)やauひかり等を契約している場合には990円/月になります。ワイモバイルは2回線目以降か、おうち割光セットの場合は1回線目から990円/月になりますが、UQモバイル、ワイモバイルともにハードルが少し高いです。
LINEMOミニプランは、そういった条件なしに990円/月なので、わかりやすくてコスパが非常に良いです。
(ただ、LINEMOミニプランの影響で格安SIM業界は絶滅するかもしれませんが……。)
メリット⑤:スマホプラン(20GB) 2728円 コスパが良い
ソフトバンクのメリハリプランだと確かに20GB以上で無制限に使えますが、7,238円/月もします。
メリハリプランは3回線以上の「新みんな家族割」と、固定回線も契約して「おうち割光セット」の割引を適用すると4928円/月まで安くはなりますが、この条件に当てはまる家庭はそんなに多くはありません。
またミニフィットプラン(割引適用時4,378円/月)で3GB以上のデータ量を使った場合には、月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに低速化されますので、スマホプラン2,728円で20GB超でも通信速度1Mbpsで実用レベルを保てるのはコスパが相当良いです。
複雑な割引条件なしに、シンプルに20GBを2728円で使えるLINEMOはオススメです。
メリット⑥:スマホプラン(20GB)なら900万種類以上のLINEスタンプが実質無料
LINEMOの20GBのスマホプランなら900万種類以上のLINEスタンプが実質無料で使えます。
普通にLINEスタンププレミアム(ベーシックコース)に加入すると税込264円/月かかりますが、LINEMOのスマホプランだと無料になります(当面はLINEポイント還元で実質無料)。
メリット⑦:eSIMに対応している
従来の物理SIMの場合、申し込んでから開通までに物理SIMを受け取る必要があるので、店舗に足を運ぶか、郵送になります。eSIMであれば、申し込みをWEB上で行い(10時~19時)、アクティベーションを行えば短時間で使用可能になります。
公式でのeSIM動作確認済みのスマホは、iPhoneシリーズでは、XS/XS Max/XR以降のモデル、AndoidではGoogle Pixelシリーズの「Pixel 4」以降の機種。
iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max
iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max
iPhone XR / XS / XS Max
iPhone SE 第2世代
Google Pixel 5 / 4a (5G) / 4a / 4 / 4 XL
メリット⑧:5Gに対応している
LINEMOは5Gネットワークが使えます。ただ、5Gといっても本格的に5G環境が整うまでは数年かかりそうなので、5Gのメリットは今のところ余りなさそうです。
メリット⑨:乗り換え手数料・事務手数料が無料
LINEMOはソフトバンクグループ以外からの乗り換えや、新規での申込みの事務手数料が無料です。
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO間の乗り換えも、契約解除料も無料で、番号移行手数料、契約事務手数料も無料です。
もし機種代金の支払が残っている場合は、引き続き分割払が継続されます。もちろん一括で残債を払うことも出来ます。
LINEMOは、どんな人におすすめ?
①オンライン手続きに慣れてる人
②キャリア品質にこだわる人(混雑時間帯も快適さを求める人)
②トラブルはオンラインチャットやネット検索で解決できる人
③LINEでのデータ消費量が多い人
④家族割引、固定回線とのセット割引を受けてない人
まとめ、評価
LINEMOのコスパは相当良いです。ソフトバンク品質のネットワークを使っているので、混雑時間帯も快適に使えます。
特にミニプラン3GB 990円/月のコスパは相当良いです。ワイモバイルなら光回線等とのセット割で990円、家族割で2回線目から990円です。UQモバイルならUQでんきを契約すると990円になりますが、ハードルが結構高いです。
LINEMOならシンプルに安いです。LINEでデータ消費量が多い人は特にオススメです。